衰退
2014春~2017春まで、転勤により山梨県甲府市に住んだ。この国の衰退を体感した。
曖昧な表現だが、活気を徐々に失っている。
人が少ないというのもあるが、成長する印象を受けなかった。
東京でも、いくつかの街では衰退を感じる。
この国は徐々に勢いを失っているのだろう。
その他、感じた事と聞いた事
・人口が減りつつある。若者も少ない。
2000年 人口約88万(15歳以下 約13万)が、2015年 人口 約83万 (15歳以下 約10万)
参照:経済産業省 山梨県の地域経済分析
・お店が、全体的に時代を感じる。
・昔から住んでいる人には、しがらみが多いらしい。
おそらく、以下ではないか。
・既得権益が無い者(若者)は成長を目指し、新天地(東京/名古屋/海外)に向かう。
・権益を持つ者(老人)は、穏やかな衰退を受容する。
電車の中では、カバンを前に
通勤時、下痢に襲われる事がある。
定刻に着く必要あるし、トイレが混んでいるから困る。
下痢の原因は以下がある。
・朝急いで、うんこしていない
・冷房等で、腹が冷える
・緊張
電車会社のアナウンスで、カバンを前にしょって下さい、
とあるが、あれは腹を暖めるのにも有効である。
腹を暖める事で、下痢になる可能性を減らすのだ。
下痢防止と言えば、少なくない人がカバンを前にするでなかろうか。
転職相場
エージェントと相談しながら、転職活動を3~4月にした。
転職市場では、車/産業機器/素材メーカが、引き合い多かった。
勢いのある業界がどこかよく分かる。ちなみ、電機メーカはほぼ無い。
通用するかどうかは分からんが、私の価格は500~600万/年くらいなのかな?
以下、私のスペック、転職市場、私の価格
■私のスペック
-理系大学院 (旧帝大) 情報系 卒業
-34歳
-業務経験は、生産技術に関する検査・制御のソフト開発、生産現場の管理(検査工程)や、海外工場での製品立ち上げや、IOT関連。
■転職市場 エージェントから紹介された業界は以下
-車及び車関連
-産業機器/部品
-素材メーカ
■私の価格
-大体、500万~600万ぐらいの幅。求人自体は、400万~1000万まで。
大本営参謀の情報戦記(本の感想)
元日本軍 情報参謀が携わった、第二次大戦における情報戦と戦後の情報戦における、日本側の実情。
主な感想
アメリカは、戦争開始の20年前から、太平洋における戦争/戦闘について検討していた。対して日本陸軍には、1943年まで対アメリカに特化した情報部が存在しなかった。
おそらく、アメリカではトップ層が戦略を立て、それに基づいた研究/情報収集を行っていたのだろう。そして、情報を元に戦略/戦術を決めていった。
何の情報を何のために集めるか、それを国家戦略が決める。アメリカと日本では、国家戦略の深さ・広さがそもそも違っていた。
アメリカは、何故ここまで戦略が深く広いのか。それが知りたくなった。
他に興味深いのは以下
・日系人強制収容は、情報戦という側面がある。
・陸軍内部の対ソビエト情報部は、1941年時点でソビエト勝利を予測。
その情報収集方法が新聞・公文書・有力者の動向・物資輸送状況等、
複数の情報筋から集め、それらの情報を総合分析する手法。
対ドイツの情報部は有力者に近い事もあり、有力者の情報がメイン。
結果、有力者の情報に引っ張られ、独ソ戦をドイツ有利と判定。
情報収集方法・分析は総合的に行う必要がる。
・情報戦の体系的教育を、日本軍では行われていなかった。筆者の所属した自衛隊においても、戦後十数年は行われていなさそう。
昭和16年夏の敗戦(本の感想)
ざっくりした内容は以下。
・開戦前、当時の政府首脳陣がどのように戦争を決定していったか。
・そして、若手のエリート官僚による、ほぼ史実を読み切った戦争推移予測。
この本のテーマの一つは、日本的な意思決定の話だと思う。
頭では分かっていても、雰囲気/過去のしがらみからは、逃げられない。
当時の政府首脳陣は、戦争に勝てると思っていなかったが、
戦争を決定した。周囲の大きな流れには逆らえなかった。
日本の企業/政府/組織は、大体同じでないだろうか。
自分を振り返っても、論理ではなく空気読んで決める
意思決定してきている部分は多々ある。反省。。。
とても面白く読みやすい本。